【感想】アンデッドアンラック 151話【アンデラ】
No.151「Horizon」
●終結
ディスクのスケールに圧倒され、撤退を始める両軍。
ジーナは喜び、風子も安堵する。ディスク内のモニターに何かが反応する。
ジーナに操縦とメンバーたちへの伝言を伝え、エレベーターでディスクの上部に向かう風子。
静かなエレベーターの中。
彼女はずっと考えてきた、ビリーが孤独にならない方法。
そしてタチアナを悲しませない方法を。
(きっと答えは・・・)
屋上に到達した風子。そこには地面に伏せながらテラーに助けを求めるビリーの姿が。
「テラー助けてくれー!ディスクが飛ぶなんて聞いてない!」
「200年ぶりですね、ビリーさん!」
「その声・・・サードドッグの・・・」
風子の声を聞き、スッと立ち上がりタバコに火をつける。
「キミ達がこの兵器を持つにふさわしいか、確かめたくてね」
ビリーの素はどっちなのか考える風子。
●強くなりました
ビリーはディスクを使い世界の敵になることで、戦争を止めようとしていた。
自分を犠牲にして他者を助ける、ビリーの姿勢に懐かしさを覚える風子。
「タチアナちゃんの時もそうでした」
「・・・何の話だ」
今ループのビリーが知る由もない名前を話す風子。
絶望の淵にいた少女を救い、裏切り、前に進んできたビリー。
「ビリーさんはあえて嫌われ、前に進む道を選んだ」
「・・・誰の話か知らないが・・・俺でもそうする。闘うのは強い奴だけでいい」
「はい」
変わる事のないビリーの考えに風子が応える。
「だから強くなりました。200年かけて」
守られるのではなく横に並んで闘う。ビリーに信じてもらうにはどうすればよいか。
答えはシンプルだった。
「私達は強いんだって納得してもらえばいい」
上空からメンバーたちが降ってくる。
「ってことでみんな!ビリーさんをボコボコにして!」
「「了解!」」
●横並びで
メンバーたちが猛攻を仕掛けるもビリーに対しては致命傷にはなり得ない。
一瞬の隙を突いて風子がビリーに銃口を向ける。
互いに笑顔の風子とビリー。
風子が弾丸を放つ。ビリーの前に何者か飛び出してくる。
「テラーさん!?」
ビリーを守るために不通の解釈を広げ、弾丸を止めて見せたテラー。
息も絶え絶えになりながらも風子をにらみつけるテラー。
「私もテラーさんも同じなんです。ビリーさんの助けになりたい」
前ループで一人で抱え込むことの辛さを実感した風子。
「それこそ不公平じゃないですか。上も下もない横並びで」
「今度こそ私と・・・いや、私達と一緒に闘いましょう」
●公平にいこう
風子たちの音に懐かしさを覚えるビリー。
話は全面的に信じるが、散っていった仲間たちを想い、簡単には仲間に加われない。
「だから強引に頼むよ」
加入する条件として早撃ちによる決着を提案するビリー。
「キミの右耳を撃ち抜く。キミは僕のどこでもいい、当てれば勝ちだ」
ニコはビリーの得意分野での対決なので止めようとするが、風子は了承する。
「・・・じゃあ報酬はこうだな。オレが勝ったらディスクをいただく」
「私が勝ったらビリーさんとテラーさんをいただきます」
「オーケー、公平(フェア)にいこう」