【感想】アンデッドアンラック 156話【アンデラ】
No.156「Right Stuff」
●謝罪
「えー私達は打ち上げの困難さもよく分からず、自分達が任務に参加したいがために」
「私がショーンを誘って無理矢理乗り込みました、ごめんなさい」
正座して密航したことを謝罪するジーナとショーン。
チラッと風子の方を確認するが、真顔で黙ったまま。
「お説教は後です、今は二人の協力が必要です」
風子がドッキングできる穴を探す間に、クリードはスペースデブリの処理、ジーナは船内エアーでドッキング用のパイプ作り、ニコはクリードのナビとドッキング穴の角度調整を担当する。
ショーンは待機。
●覚悟
風子が噴射装置を使ってステーション周辺の探索に出る。
ジーナは空気を節約しつつパイプを伸ばす。
「うん・・・えと・・・まだ怒ってる?」
「・・・お願いね!」
(怒ってる・・・)
前ループでアークを使ったときに月に飛ばされて以来、これが二度目の宇宙である風子。
地球の美しさと孤独。そんな宇宙で生まれ育ったフィルを想う。
宇宙の怖さを実感する風子。
「だからこそ覚悟ある奴しか来ちゃいけねぇ・・・そういう場所だ」
「ハイ、救けましょう、一刻も早く!」
「了解ボス!」
●ドッキング
船体にデブリが接近してくる。
ニコが開発した反発弾をクリードが撃つ。
「言っとくが一発一億だぞ、お前だからいいが」
デブリに撃つことで船体と反発するようになる。
ショーンはニコにデブリの恐ろしさを尋ねる。
当たったら拳銃の比ではなく体が吹っ飛ぶと聞き、戦慄するショーン。
ジーナはパイプを作成するが、不純物がない宇宙空間ではちゃんとパイプが伸びているかを確認する術がなく、不安がる。
風子もクリードも離れられない状況でショーンが動いた。
ジーナを信じて、自らパイプを通り完成を確かめるのだった。
体を張ったショーンの確認のおかげでパイプが完成する。
ニコは風子の指示でパイプをステーションにドッキングさせようとする。
数度単位の調整に苦戦するニコだが、突如操縦桿が勝手に動き出し、ドッキングさせる。
ニコはハッキングを疑うが、詳細は分からない。
●お母さんを救けて
船内に戻ってきた風子とハイタッチする風子。
そこにジーナも戻ってくる。
「おっ感謝しろよジーナ、オレのおかげで」
ジーナともハイタッチしようとするショーンを無視して、風子のもとに駆け寄るジーナ。
勝手についてきたことを風子に謝罪するジーナ。
「外観からも思ったが・・・ずい分とレベルがたけぇな・・・」
宇宙ステーションがユニオンと同等の技術を有していることに気付くニコ。
「・・・気を引き締めていきましょう、この中に・・・フィルくんがいます」
風子・ジーナ・ショーンとニコ・クリードの2手に分かれてフィルを捜索することになった。
通信が途切れた時にフィルたちがいたシェルターから探し始めた風子たち。
「通信が途切れてもう5日。食料がもってもメンタルがもつかどうかわから・・・」
言葉を遮った風子。目の前にはフィルが立っている。
宇宙服も着ていないフィルの姿を見て、宇宙服を脱ごうとするショーンだが、風子に止められる。
「ここに・・・エアーはない」
「は?じゃあなんでコイツ」
ショーンの裾をギュっと掴むフィルが言う。
「お母さんを救けて」